無縁

水分摂取が足りないだけ?

多くの方々が水分摂取不足を便秘の理由に挙げ、便秘解消のためにより多くの水分の摂取を声にしています。
確かに体内の便が含む水分が少ない事が原因で、腸内に結果滞留してしまうのも1つの事象ですが、この水分摂取に関しても、誤った解釈での摂取は消化器系のみならず、身体そのものにダメージを届け兼ねないので要注意です。

例えば「毎日ビール数リットル飲んでるから、前々喉乾いていないし」といったコメントを発する御仁が、実は便秘に悩んでおられるケースも見られます。
ビールは確かに液体ですが、身体的な視点から見れば「水」とは言えない嗜好品であり、むしろ「液体でんぷん質」と捉えておくべきです。
炭酸の効果と独特の風味が食欲増進効果をもたらす事は知られていますが、これが時に暴飲暴食から消化器系に過度な負担をかける事となり、結果便秘という症状を誘発する事は、こうして文章にすれば理屈上理解頂けるかと思います。
ビールなど炭酸飲料の摂取が健康的な便秘解消法となる事は基本ありません。
お腹を冷やした刺激から便が緩くなる事はありますが、便秘解消とは異なる症状です。

便はあくまで口から摂取した食物が胃腸を通過する中、必要な栄養素を摂取され、それ以上体内に採り込む必要が無い「不要物」です。
消化器系には不要物を体外にスムーズに押し出す機能が備わっていますが、これが何らかの原因で十分に機能しない場合、結果として便秘という症状で危険信号を発するのです。
便秘解消イコール真っ先に水分補給という先入観が勝る余り、過剰に水分を摂取すれば、当然血液そのものも薄まり、時に身体が疲れやすく各々の細胞の働きが一時的に鈍化しないとも限りません。
あくまで適度な水分を含んだ状態の便を、胃腸が形成して体外に送り出せる事が重要です。
喉の渇きを実感していないにも関わらず、無理矢理便秘解消目的で水分を採り過ぎる行為は慎まねばなりません。

便秘は複数の複雑な要因が絡まった結果として生じる症状であり、時にメンタル面の何らかのトラブルが主たる要因となる場合も見られます。
便秘解消に着手する際には、何よりまずは冷静に自身の心身の状態を自問自答する作業が重要であり、短絡的に水分や便秘薬を摂取する事が第一ではありません。



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